<NO.63>訪問看護ステーション経営の決算書で見るべき5つの数字と3つの率とは?(その③:粗利)

【絶対方程式】訪問看護ビジネスの売上

【粗利】=【売上】-【変動費】

 

訪問看護ビジネスは【変動費(=原価的要素の消耗品)】がほとんどかからないビジネスです。

一言で『粗利が高いビジネス』と言えます。

 

 よく下記のような質問を頂く事があります。

 ・材料費(薬剤等)は

・ガソリン(訪問交通費)代は?

・駐車場代は?

・非常勤職員の人件費は?

確かに売上(=人員)増と比例しあがる経費ではあるので『変動費』と言えます。

・材料費(点滴・薬剤等):変動費の対売上対比 2%~2.5% といったところが多いのではないでしょうか?

・ガソリン(訪問交通費):変動費の対売上対比 1~2% といったところが多いのではないでしょうか?

・駐車場代:変動費の対売上対比 1.5% 前後 といったところが多いのではないでしょうか?

・(非常勤)パート職員:各ステーションでかなりの差があると思いますので平均値は省略致します。

※一般的にはステーション開設当初は非常勤を多用し、安定的利用者数増が計算出来るようになれば常勤を多用する事が望ましいと言えます。

※逆に『非常勤』をうまく囲い込み(=ステーション内ミニ派遣実施)、常に固定費を抑え利益を出し続けているクライアントもございます。

※弊社の考えとしては今後いかに『潜在看護師』を活かしていくのかがポイントと捉えていますので、『非常勤』をうまく囲い込む施術を今後も開発していきたいと考えております。

 

・看護師採用に伴う紹介料は?は変動費に入れるのか?

利用者(=売上)増に対する外注施策になるので変動費になります。

但し下記のような計画的視点を持てば、固定費として計上し突発的な利益悪化を回避する事ができます。

看護師の紹介料の相場は80万/1人程度であるので、毎年3人採用するのであれば【66,666円✖3人=199,999円/月※約20万円】ストックして行きましょうと提案します。そうする事により突発的な変動費を固定費に変える事が出来ます。

 『また毎年3人入れると仮定すると、あとどれくらいの利用者増に対応でき、経費はいくらかかり・・・・』と計画を立てる事が出来る為、説得力が増し周囲を自分のペースに巻き込む事が出来るようになるます。

現在、周囲(出資者や銀行や管理者やスタッフなど)に計画を反対されている方は、一度『超★どんぶり経営』を一読する事をおススメします。

 

【備考】

世の常で『粗利が高いビジネスは継続(ストック)性に乏しい』と言われます。

『訪問看護ビジネス』はどうでしょうか?

【高粗利】✖【高ストック性】ですよね。なかなか現代ではま稀な業界です。

 

但し!

落とし穴はただ一つ。

『厚労省の必殺技!2階に登ったらハシゴと取り上げる=看護報酬率の切り下げ』です。

現時点で介護業界がはまっている負のスパイラルです。

訪問看護業界でも必ず来ます!いつかは当てれませんが断言します!

予測不可能な時期を考えても仕方ありません。

切り下げられても『大手に高値で買収される価値あるステーション』になるか『大手が参入してきても決して利用者を奪われない価値あるステーション』になるか。どちらかになれるよう今から準備をするしかないのです。

 

準備とは2つ。

①本業のルーティン経営化

②本業に+αの付加価値を加えた特別化

 

①に関しては弊社は3年で完成できるよう商品化しています。

②現在、弊社導入後3年でルーティン経営化したクライアントとPDCAし共同開発中です。

 

以前に下記記事を配信しましたが、もう一度この記事を見て危機感を感じて頂ければ幸いです。