<NO.68>訪問看護ステーション経営の決算書で見るべき5つの数字と3つの率とは?(その❸:経営安全率)

【絶対方程式】訪問看護ビジネスの売上

【経営安全率】=【利益】÷【粗利】

 

例)100万円の利益÷1000万円の粗利=経営安全率10%

この10%は何を表しているのか・・・?

売上が10%DOWNすると『損益トントン』と言う事を表しています。

逆に経営安全率が-10%の場合、売上を10%UPすると『損益トントン』に戻るということです。

 

では訪問看護ビジネスで目指すべく経営安全率とは?

◆理想:+20%

◆理由①:想定売上変動幅が約±20%の業界である為

[※変動要因:”訪問回数UP(売上UP)” や "利用者の施設入所や死亡(売上DOWN)"]

◆理由②:今後保険報酬が5%カットされても15%残り生き残れる可能性が高まる為

 

とは言っても15%を超える事はなかなか難しいのが現状と思います。

 

そこで弊社導入前[8%]であったクライアントの実例を下記にて紹介致します。

◆数的結果◆

[導入半年後]・・・12%(2014年2月)

[導入2年後]・・・16%(2015年2月)

[導入3年後]・・・20%(2016年2月現在)

 

◆実施施策◆

[1年目]利益を上げる

[2年目]固定(人件)費コントロール

[3年目]付加価値サービス開始(縦<垂直>展開) と サテライト開始(横<水平>展開)

 

◆詳細施策内容◆

[1年目]利益を上げる

<状況>

労働分配率が高い(=1人当たりの生産性が低い)という問題点があった。

・月間訪問件数:478件

・常勤看護師数:6名

・訪問回数:3.8回/1人

<施策>

・現利用者のフォローアップ 

☞利用回数促進活動(利用者の詳細状況と提案をレポートにしてケアマネや医師等へ報告)

・新規利用者獲得フォロー

☞HPに「空き状況」「USP」「実績」をタイムリーに把握できるように改良しPR

※PR対象者を介護施設(グループホーム・有料老人ホーム・デイ・通所)に行い、グロスでの利用者獲得に行う。

<結果>

・月間訪問件数:516件

・常勤看護師数:6名

・訪問回数:4.1回/1人

・(A)売上:(人件費変わらずして)昨年比月間361,000円UP/昨年比年間4,332,000円UP

・(B)弊社への報酬経費:月間125,000円/年間ベース1,500,000円

・(A-B)差額粗利:昨年比月間236,000円UP/昨年比年間ベース2,832,000円UP

 

[2年目]固定(人件)費コントロール

<状況>

1年目の努力もあり、利用者の訪問回数UPや新規問い合わせ数は増加傾向であるが、現職員が疲弊しだす。

<施策>

・非常勤新規職員を求人誌にて雇用 + 周辺ステーション間で非常勤職員の囲い込み

・現職員にリフレッシュ手当&休暇

<結果>

・月間訪問件数:688件

・看護師数:10名(常勤6名+非常勤4名)

・訪問回数:4.1回/1人

・(A)売上:昨年比月間1,720,000円UP/昨年比年間20,640,000円UP

・(B)弊社への報酬経費:月間125,000円/年間ベース1,500,000円

・(C)変動費(非常勤給与・ガソリン・駐車・薬剤等):月間1,000,000円/年間ベース12,000,000円

・(A-B-C)差額粗利:昨年比月間595,000円/昨年比年間ベース7,140,000円 

 

[3年目]付加価値サービス開始(縦<垂直>展開) と サテライト開始(横<水平>展開)

<状況>

・利用者数及び回数UPの頭打ち(内部要因)

・リハビリ強化型ステーション台頭(外部要因)

<施策>

・内部要因対策として、サテライトを開始

・外部要因対策として、付加価値(リハビリ職)サービスを開始

<結果>

・月間訪問件数:688件

・看護師数:14名(常勤8名+非常勤6名)

・療法士:2名(PT1名・OT1名)

・訪問回数:本部4.1回/1人/サテライト3.5回/1人

・(A)売上:昨年比月間3,800,000円UP/昨年比年間45,600,000円UP

・(B)弊社への報酬経費:月間125,000円/年間ベース1,500,000円

・(C)変動費(非常勤給与・ガソリン・駐車・薬剤等):月間1,000,000円/年間ベース12,000,000円

・(D)年間変動固定費(常勤看護師2名+常勤療法士2名):昨年比月間:1,800,000円UP/昨年比年間ベース21,600,000円UP

・(A-B-C-D)差額粗利:昨年比月間875,000円/昨年比年間ベース10,500,000円 

 

(平均ベースにて計算している為、多く算出される傾向になりますが)何かお気づきな事はありませんか?

そうです!『訪問看護ビジネス』は売上規模を大きくすればするほど利益が出るということです!

 

何故だかわかりますか?

理由①売上が上がっても変動費がさほど変わらないビジネスモデル。

理由②売上が上がれば固定(人件)費は上がるが・・

『稼働率を適正に保つ「採用力」と「営業力」を兼ね揃えておけば、経営安全率は確実に上げる事ができる』

 

だからこそ『営業力(=利用者数と回数UP施策)』と『採用力(職員獲得と定着施策)』を自社にて担保しておけば、内部要因や外部要因に合わして、自信を持って舵を切ることが出来るのです。

 

しかも一度施設内にノウハウを取り入れさえすれば、その後5年~6年は再利用でき、弊社への報酬も4年目からは必要と無くなり為、更に利益を向上させる事が可能になります。

 

如何でしたでしょうか?

8回に渡り『訪問看護経営における決算書のポイント』に関して配信してきましたが、下記シートを活用し御社の5つの数字と3つの率を出してみて頂けると、より理解が深まると思いますよ!

 

是非ご活用ください!

 

1分経営診断(無料)をご希望の方へ!

ご希望の方は下記9項目を「お問合せページ」よりお教え願います。

 

〈昨年期決算書ベース(年間)〉

①売上:

 

②利用者数:

 

③訪問件数:

 

④平均単価:

(売上÷件数)

 

⑤常勤換算看護師数:

(常勤換算看護師数1=8時間✖5日✖4週=160時間✖12か月=1920時間)

 

⑥(常勤看護師平均)稼働日:

 

⑦人件費Ⅰ:

(社長含む全スタッフの合計)

 人件費Ⅱ:

(看護師のみの合計)

 

⑧変動経費:

売上(訪問回数)変動に伴う経費

 

⑨固定経費:

売上(訪問回数)変動しても変わらない経費

 

無料で[結果①][結果②]の診断結果をPDFにて頂いたメールアドレスに添付し24時間以内にご返信致します。

ご不明な点等ございましたら問い合わせページよりお申し付け願います。

 

他訪問看護ステーションと比較し

☑どの項目が強みであるのか?(ストロングポイント)

☑どの項目が劣っているのか?(課題点)

☑どの項目をどの程度強化すれば、どれほど売上や利益が出るのか?

◆目標売上や利益を確保する為には、どの項目をどの程度強化すれば良いのかが、可視化する事が可能になります。

◆可視化出来る事により、漠然とした対策でなくピンポイントでの対策が全員で共有できる為、掲げた目標を確実に達成していく事が可能になります。

 

人間の体と同様、まずは健康診断により、現状を客観的に捉えるために数値化する事をお勧め致します。