<NO.93>『訪問看護経営 5つの盲点』<その⑤>出口設定(短・中・長期のPDCA)

社長!

よく職員に言っていませんか?

「仕事にケツ(期限)を決めて取り組みなさい!」と。

私もよく口癖のように言っています。

要は『ケツ無き仕事は、仕事で無し!』ですよね。

 

ただ経営に至っては、ケツ(ゴールテープ)を決めずに取り掛かっている経営者がものすごく多いのです。

一言で言うと『ケツ無き経営も、経営で無し!』です。

 

せっかく盲点②でも入口を設定したのに、ゴールを決めずに経営している訪問看護ステーションが本当に多いのが現状です。『業績が伸びるようであればどこまでも』というお気持ちは同じ経営者として痛いほどわかります。

 

それでも「出口(ゴールテープ)」を決めないと駄目なんです。

ここで言う出口とは『売上等の数値目標』ではありません。

ここで言う出口とは創った会社を『いつ』『誰に』『いくら』『継承 or 売却』という大きな括りでの出口です。 

 

何故ならば

[マクロ視点]マーケットのライフサイクル:導入期☞成長期☞安定期☞衰退期

[ミクロ視点]企業のライフサイクル:立上期☞成長期☞躍進期☞転換期

大きな視点で見ても衰退期があり、小さな視点で見ても転換期があり、この法則は変える事は出来ません。

であれば最初から「⑤出口設定」をして取り掛かった方が、勝率は高まると弊社では考えています。

 

現在、導入期から成長期にあたる訪問看護マーケットでは、非効率経営を行っていてもなんとかやりくりできるかもしれれませんが、10年後の2025年には安定期から衰退期へマーケットは確実に推移していくのも目に見えている事ですしね。

 

また経営実務面でも理由は3点あります。

①出口設定をしない限り、本質的な短・中・長期PDCAを描けない 

②地図や設計図を持たない経営マラソンになりブレやロスが多くなってしまう。

③非効率経営に陥る

このように、弊社が掲げる『安定的な黒字経営の継続』を本気で目指していくには、[②の入口設定]も大切ですが[⑤の出口設定]も極めて大切になると考えております。

 

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あともう一つロジカルではありませんが、出口設定する理由があります。

それは『社長の肩の荷が下りる』+『感謝の意を恩返しする』です。

 

『社長の肩の荷が下りる』

何歳で引退という出口を掲げると「あと何年頑張ればいいんだな!よし頑張ろう!」となると思います。

出口がないとなかなかフルパワーを出し続けるのは難しいですよね。

 

『感謝の意を恩返しする』

恐らく経営者の身内に対し、サラリーマンの方のように、自分や家族に対して時間を使えていないと思います。

何歳で引退し資産はこんなけ残すという出口が決まれば、今まで迷惑をかけた自分や家族に恩返しをお約束できるのではないでしょうか?

 

今週は5回シリーズで配信してきた『訪問看護経営の5つの盲点』如何でしたでしょうか?

弊社の価値観やスタンスに少しでもご共感頂けた方は、今後の『事例blog集』を楽しみにして頂ければ幸いです。

 

ご参考までに!

私は、今までにPDCAに関するありとあらゆる本を読んだり、セミナーに参加してきましたが、私が唱える「社長自身の内なる価値基準を軸としたPDCA」にフィットする本がこちらになります。

 

◆タイトル:Simple Thinking  シンプル思考

~人生の9割はPDCAでうまくいく~

◆著者:井上裕之

 

PDCAに関する本は大抵硬く面白みがなありませんが、この本はビジネスビジネスしておらず、女性看護師社長が多い訪問看護経営者には、とっつきやすいと思いますよ。

 

ご参考までに!