<NO.94>社長!いつの間にか『前例主義』になっていませんか?

社長が『前例主義に陥っているかいないか』は会議を覗かして頂ければ一目瞭然です。

『○○しようと思いますが皆さん如何ですか!』と誰かが発言すると

・あまり乗り気ではありません。何故ならば”過去の事例”よりうまくいく気がしませ。

・やめた方がいいと思います。何故ならば”過去の事例”よりやめた方がいいと思います。

・時間がありません。何故ならば”過去の事例”より時間がありません。

このように”過去の事例”が言動の軸になっているところは、組織のTOPである社長自身の思考が『前例主義』に陥っている可能性は十分にあります。

 

では『前例主義』ではない組織の会議はどのような会話がされていると思いますか?

『○○しようと思いますが皆さん如何ですか!』と誰かが発言すると

・あまり乗り気ではありません。何故ならば◆◆を詰めれば成功確率が高まると思うので、そこを詰めれれば私は賛成です。

・やめた方がいいと思います。何故ならば○○というステーションでも導入してますが▲▲というトラブルも多いようです。▲▲という点を改善できれば私は賛成です。

・時間がありません。△△という業務を▽▽にて効率化するか分業にできれば、時間ができるので私は賛成です。

このように”達成に向けての案”が言動の軸になっているところは、組織のTOPである社長自身の思考が『前例主義』に陥っていないと弊社では判断しています。

 

今後、過当競争が確実に迫ってきている訪問看護業界で、前例主義の組織では間違いなく淘汰されます。

前例主義でご飯が食べれる業界は、もはや税金でご飯を食べている方々くらいです。

 

では『前例主義に陥らない』組織を作りにはどうしたらよいと思いますか?

方法は2種類あります。

①Top Down・・・評価基準を変える

<施策>

「成果を出さないが失敗もしない」<「失敗しても成果を出す人」のほうを評価する評価基準を設け実行する。

<具体例>

・まずはTOPの発言より「前例根拠」は排除する。

・カンファレンス中、会話の根拠を「前例から導く」のではなく「達成から導く」。

・前例主義を排除した言動を見る度に、まずは上層部から細かく声に出して都度称賛してあげる。

<結果>

前例がどうあれ、成果が出なければ認めないという組織風土が形成され、自ずと前例主義のなりは潜めていく。

 

②Bottom up☞頭が固いMiddle層を下から追い込む

<施策>

素直で柔軟なスタッフ(Bottom層)を集め、下記具体例へ話を持っていく方法論を学ばせる。

<具体例>

✖:こんな事できたらすごくないですか?(達成できる成果をアピールしても響かない事を理解させる)

○:明らかに『よい』方法があるのに、それを実行しなかれば、その方が責任問題になりますよ。

(前例を変えた方が、責任回避したいという価値基準を満たし、ゴーサインが出易い事を理解させる)

 

✖:「絶対成功する保証はあるのか?」という鉄板ブロックに対しては

○:「更に有効な方法があれば是非お聞かせいただけませんか?」とアプローチし建設的な議論へ戻す事が出来る事を理解させる

<結果>

TopもMiddleもBottomも『前例主義』を排除でき、初めて組織として『達成主義』に生まれ変わる事が可能になります。

『前例主義』に関してお勧めの本はコチラ!

◆タイトル:ぼくらの仮説が世界をつくる

◆著書:佐渡島 庸平

 

私は、Middle層やBottom層より『前例主義』を完全に排除する事は難しいと考えています。

 

何故ならば、実務業務を行う上で『前例主義』は格好の言い訳になる為、非常に便利なものであるからです。また業務の効率化を進める中でも非常に有効です。

 

つまり、何が言いたいかと言うと『社長くらいは前例主義に陥らずに、世の中に自分の想いを表現していきましょうよ!』提唱しています。

 

逆に『世の中に自分の想いを表現できる経営者と言う職業を楽しみましょう!』とも唱えています。

 

中小ベンチャーの経営者は「個人保証という縛り」を背負い

人生を掛けているわけですよね。

 

『お金儲け』と言う目的だけでは、あまりにも虚しく面白くないと思いませんか?

 

自らの「存在意義・想い・スタンス・価値観・信条」を表現し、結果として「変革・貢献・納税・雇用・収益」を得れるというこのプロセスを楽しまないと、もったいないと思うのは私だけでしょうか・・・・。

 

このような事を感じさせてくれた本になります。

是非ご興味があれば手に取って下さい。