<NO.112>ビジョナリーカンパニー①時代を超える生存の原則

私がこの本に出合ったのは28歳の時。

ちょうど最初の起業時に出合いました。

 

きっかけは『渋谷で働く社長の告白』の本よりサイバーエージェント藤田社長が愛読しているという事を知り購入しました。

 

当時は『いやいや、俺は世界一の会社なんて作ろうと思っていないので

あまり参考にならんな~』程度の印象でした。

 

31歳の2度目起業時に手に取った時はまた違った感触でした。

『あ~28歳の時よりも納得させられる点が多くなってきたな~』と。

 

現在、36歳を迎え年末年始に再度手に取りました。

『現場で社長と話している事が書いている内容に近寄ってきている』と。

 

不朽の名著であるこのシリーズを要約するだけでは、既に購読済の方にとっては面白みに欠けると思いますので【訪問看護経営✖現場事例】という切り口にてズバッと斬っていきたいと思います。

 

<十二の崩れた神話>

①『すばらしい会社をはじめるには、すばらしいアイデアが必要である』とは限らない。

☞兎と亀であれば亀。素晴らしいアイデアがなくとも長期的には勝てる可能性がある。

☞何故ならばアイデアがないだけにコツコツと積み上げる大切さを知っている為。

 

②『ビジョナリー・カンパニーには、ビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者は必要である』とは限らない。

☞むしろカリスマ的指導者モデルを避ける傾向もある。

☞”短期繁栄型組織(時を告げる)”<”長期反映型組織(時計をつくる)”を作る傾向あり。

 

③『とくに成功している企業は、利益の追求を最大の目的にしている』とは限らない。

☞”利益追求”は目標の一つであり、目的ではない。 

☞”基本的価値観”や”基本理念”も利益追求と同等に大切にしている。

 

④『ビジョナリー・カンパニーには、共通した「正しい」基本的価値観がある』とは限らない。

☞基本的価値観は各々で構わない。「正しい」基本的価値観などはない。

☞大切なことは「内容」ではなく、いかに深く「信じて」いるかである。

☞「信じている」=一貫して理念が実践され、息づき、日々のPDCAに反映されている事。

 

⑤『変わらない点は、変わり続ける事だけである』とは限らない。

☞基本的価値観(存在価値/コア・ビジョン/成し遂げたいワールド)は変えない。

 

⑥『優良企業は、危険を冒さない』とは限らない。

☞一見保守的に見られがちだが「社運を賭けた大胆な目標」に挑むことを恐れない。

☞逆に胸躍るような大冒険だからこそ、人は惹きつけられ、やる気になり、前進への勢いが増し、壁を突破できる。

 

⑦『ビジョナリー・カンパニーは、誰にとっても素晴らしい職場である』とは限らない。

☞基本理念と高い要求にぴったりと「合う」者にとっては素晴らしい環境である。

☞逆に基本理念と高い要求に「合わない」者にとっては病原菌のように追い払われ居場所はどこにもない。

☞そして「中間」はないのである。

 

⑧『大きく成功している企業は、綿密で複雑な戦略を立てて、最善の動きをとる』とは限らない。

☞実際は「大量のものを試し、うまっくいたものを残す」という方針の結果である事が多い。

☞ダーウィンの『種の起源』に限りなく近しい戦略をとっている。

 

⑨『根本的な変化を促すには、社外からCEOを迎えるべきだ』とは限らない。

☞生え抜きが根本的な変化を促し成功を収めている傾向がある。

 

⑩『もっとも成功している企業は、競争に勝つことを第一に考えている』とは限らない。

☞「相手に勝つ事」ではなく「自らに勝つ事」を第一に考えている。

☞「明日にはどうすれば今日よりうまくやれるか」を日々精査している。

☞「成功者」<「実践者」を目指している。 

 

⑪『二つの相反する事は、同時に獲得する事ができない』とは限らない。

☞「ORの抑制」<「ANDの才能」を大切にしている。

 

⑫『ビジョナリー・カンパニーになるのは主に、経営者が先験的な発言をしているからだ』とは限らない。

☞あくまで”CI(Corporate Identity )”は一つの手段に過ぎない。策定するだけでは全くの無意味である。

☞何千もの手段を使う終わりのないプロセスを経てようやくビジョナリー・カンパニーへと道が開く。

 

如何でしたでしょうか?

「先人の知恵」の塊であるような名著ですよね。

 

活かし方は各々あってよいと思います。

 

わたくしの場合・・・

①”存在価値(”汗相当の環境を平等に”という社会創造の一役を担う)”というゴールに向かって現状より線を引き

②目前の壁を超える最適な道具を選択し

③道具を調達する為に、常に『ニュートラル』な状態を心掛けています。

最近では、壁を「超える」<「すり抜ける」といった感覚になりつつあります。

 

ご参考になれば幸いです。