<NO.114>ビジョナリーカンパニー③衰退の五段階

『ビジョナリーカンパニー』に関して、あくまでも”絶対法則”ではなく”ニュートラル”に捉えて行きましょう!

 

◆ニュートラルとは・・・

☞自分の自己認識や信念も全て”ニュートラル=中間”に置く。

☞入ってくる情報も”ニュートラル=中間”にして入れていく。

◆何故ならば・・・

☞無理に押し込めても無意識に拒絶し結果的には、思考や行動が変わらない為。

◆ではどうすればよいのか?

Ⅰ:現時点とゴールを線で結ぶ。

Ⅱ:プロセスの障壁を直視する

Ⅲ:壁を超える為に必要な道具が何かをイメージする

Ⅳ:道具が得やすいように自己認識や思考を入れ替える

※このⅣを行うために”ニュートラル”でい続ける必要があるのです。

 

【下記にて実例を元に”ニュートラル思考”の大切さを感じて頂ければと思います】

私は「お金」<「時間をゆとりを持って患者様に寄り添った看護」を重視して経営をしたい!(自己認識や信念)

ただ、現状このままでは半年後キャシュが回らなくなり職員に給料を支払えない(壁)

※銀行からの借入限度額も超えている。リスケも不可。

A:【ニュートラル思考を会得している社長】

この半年は「時間内に最低限の看護サービスを提供し、1日3人⇒4人へ回転率を上げよう!」

※手厚い看護サービスが功を奏し、ケアマネからの紹介が後を絶たず、ここを掘り起こそう!

この半年で1日3人⇒4人へ回転率を上げても、今までのサービスレベルを維持する為に、皆で知恵を出し合おう!

結果、半年後回転率も上がった為キャシュも回り、チーム力も増して、筋肉質のステーションへ脱皮する事に成功!

 

B:【ニュートラル思考を受け入れる事が出来なかった社長】

「手厚い看護サービス」こそが存在意義である自分にも職人にも唱え続ける。

手厚い看護サービスが評判を呼び、ケアマネからの紹介が後を絶えないが、受け入れる事が出来ない状況が続く。

本質(売上増=利用者数&回数増)が解決されていない為、半年後案の定にキャシュ回らず。

ノンバンクより借入。

高利率を支払う事ができず閉鎖。

 

如何でしたでしょうか?

同じ素敵な「存在価値」を掲げていても、TOPの思考の違いで『”ピンチを成長の機会に変えるのか”or”閉鎖に追い込まれるのか”』という天と地のような違いが出てくるのです。

 

”ニュートラル思考”をもっと崩して表現するのならば・・・

☞都合よく物事を捉えて行く考え方

 

よって経営者という職種は・・・

☞ある時は厳格にビジョンを掲げ追い求め、ある時は調子が良い物事の捉え方をするという、両極端な思考の切り替えをバランスよく行わないといけないお仕事である。

 

では前振りが長くなってしまいましたが【③衰退の五段階】をニュートラルに感じていきましょう!

【第一段階】成功から生まれる傲慢

<共通現象>

☞成功は当然だとする傲慢

☞主要な弾み車の無視

☞成功を収めている『針鼠の概念という規律の理解(これこれをする理由)』と『見識(理由が通用しなくなる条件を理解している)』が忘れられる。

☞学習意欲の低下

☞成功は偶然と幸運に恵まれてきた可能性を認めなくなり、成功の全ては組織と指導者が優れているからだと考えるようになる(=『成功時は窓の外を見て、失敗時は鏡を見ていた』事を忘れる)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★考察①★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

私も33歳まで成功と失敗のジェットコースターのような人生を送ってきましたが、まさにこの『傲慢』が失敗への入口である事を身に染みて経験したからこそ、周囲にこのような言動が現れだしたら、いろいろな表現方法を駆使し、なんとかブレーキを自らかけてもらうようにしています。

 

実際は「耳では聞くが行動に現れず」的な結果が多いのも事実です。

 

こればかりは自分で何度も失敗し、「変わりたい!変わらないとまた繰り返す!そんな人生は嫌だ!」と本気でマインドリセットをしない限り、自らブレーキをかける事は難しいと思います。

 

「人生の目標のバーが高い」人であればあるほど、「変わりたい!変わらないとまた繰り返す!そんな人生は嫌だ!」と思える為、。失敗を何度も繰り返しても再生のチャンスを掴め、本気でマインドリセットした後にはチャンスをつかんでいる傾向があると思われます。

 

またトライ&エラーが早すぎて暗黒時代のプロセスが見えない為、客観的には「成功し続けている」と見られるのだと思います。

 

 

 

 

【第二段階】規律なき拡大路線

 <共通現象>

☞持続不可能な成長の追及と大きさと偉大さの混同

例)成長を収めると成長を求める圧力が生じ、極限に追い込まれ、ムリムダムラという組織の綻びが生じる

☞関連しない分野への規律なき飛躍

例)”針鼠の概念”という規律以外に進出を図り火傷を負う。

☞主要なポストの内、適切な人材配置率が低下する。

例)低下原因として「流出」「人材<企業成長」

☞容易に利益を得られることにするコスト面の規律の緩み

例)価格引き上げ

☞官僚制による規律の破壊

例)自分の仕事を責任によってではなく、肩書きで考える見方が強まる

☞問題ある権力継承

例)「後継計画の貧弱」「育成失敗」「社内政治の混乱」「運が悪い」この4パターンに問題は集約される。

☞組織の利害<個人の利害を優先

例)組織でなく自分や自分を支持していくれる人へ分配を増やしていく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★考察②★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

中小ベンチャーが勝てるポイントは『大手は自分の仕事を責任によってではなく、肩書きで考える見方が強まる』傾向にあります。訪問業界以外でも同じです。

要は「顧客のニーズを素早く対応し続ける」事。

このポイントを押さえていれば、大手が近くに進出しても、利用者を奪われる事はなくなります。

何故ならば、訪問看護業界は「価格が国によって決まられている」からです。

価格を触れないという点を逆転の発想で強みに変えて生きましょう!

 

 

【第三段階】リスクと問題の否認

 <共通現象>

☞良いデータの強調。悪いデータを小さく見せる傾向

☞事実の裏付けがない大きな賭と大胆な目標

☞曖昧なデータに基づいて、とてつもないリスクをおかす動き

例)データを良い方向に解釈し「喫水線以下」に大穴を明けるリスクをおかす傾向にある。

☞経営陣の健全な行動様式の衰退

例)対話と論争が質と量の両面で目立って低調になる。

☞外部要因へ責任の押し付け

例)自責として捉えないので、問題の本質が解決されない為、問題は繰り返される。

☞組織再編の固執

例)厳しい現実を直視せず組織再編の繰り返しを行う。よって社内政治に注意注意を集中するようになり、問題の本質が放置され続け、問題は繰り返される。

☞傲慢で悪い意味での”超然とした姿勢”

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★考察③★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

どの組織でも見受けられる現象ですよね!

ただこのような現象は既に「ステージⅢ」であり、ここを超えて次の「ステージⅣ」になると、一気に目に見えて業績の悪化を辿っていきます。

 

 

 

【第四段階】一発逆転策の追及 or  回復と再生

  <共通現象>

 ☞特効薬の追及

例)針鼠の概念といった規律なき買収や新戦略実行をいつまでも行う。

☞救世主の期待

例)カリスマ的指導者を探す。

☞パニックと拙速

例)あわてて条件反射的な行動をとりパニックになる。(人でも同じような事が言えますよね)

☞抜本的な変化と「革命」の喧伝

例)「革命」や「抜本的」といった言葉が頻出する。

☞業績よりも売り込みの優先

例)過大な約束をして期待を裏切るパターンに陥る。

☞当初の業績回復とその後の失望

例)規律に沿わない一貫性のない戦略にて、急回復したとしても長続きしない。何故なら「強みのシナジー効果」が生まれない為。

☞混乱と皮肉の見方

例)組織の存在理由を従業員が簡単に語ることが出来なくなる。

例)給料の為に働く場に過ぎなくなる。

例)従業員の士気と自信を奪っていく。

例)不信感が芽生え、ビジョンや価値観は宣伝文句にしか聞こえなくなる。

☞リストラの繰り返しと財務力の低下

例)何度もリストラを繰り返すと選択肢が狭まっていき、例え戦略的な意思決定であっても従業員にとっては強制的な決定に感じ、受動的な言動をとっていた者でも受け身の言動に変わっていく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★考察④★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

大手は資本がある為、即消滅にはならないかもしれないが、ベンチャー中小でここまでスタッフの士気が下がったのであれば、回復は厳しい。

唯一の回復策は「原点(針鼠の概念)回帰」しかない。

 

 

 

【第五段階】屈服と凡庸な企業への転落か消滅 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★考察⑤★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 創業以来常にこの【レベルⅣ以上】状態である組織もある事はあるが、決して夢を見る事は出来ずただ生き延びる事を目的とした組織以上には決してなれない。

『全ては組織のトップである目線の一により決まる』という事を社長は肝に銘じてほしい

 

弊社は初診時に、業績が「伸び悩んでいる」「悪化しつつある」「悪い」と表現される社長様がいらっしゃれば、この五段階の内どのステージなのかを客観的に捉えるようにしています。(癌のステージと同じと思ってください)

 

初診後に施術内容(施術スケジュール・コミット期限・コミット数値・お見積り)を組みご説明致します。

もちろんステージが上がれば上がるほど、完治に至るまでの期間・コスト・労力が嵩みます。

 

ステーションも生き物です。

人の体と同じです。

 

だからこそ、発症の前に定期診断を受けられる事をお勧めします。

定期診断のお問い合わせは弊社HPのお問い合わせフォームよりお声がけ下さい。

8月お盆明けの診断で宜しければ無料にて予約を受け付けております。

(8月お盆までは、既存クライアントへの施術が入っており、予めご了承願います)

 

 ご参考までに!